「通話ボタンが出ない/押してもつながらない」「“技術的エラー”と表示される」
X(旧Twitter)の音声・ビデオ通話は、設定・プレミアム加入条件・アプリのバージョンが少しでも噛み合わないと、アイコンが消えたり発信できなかったりします。
実は私も、友人とXで通話しようとしたときに「通話アイコンが出てこない…」と戸惑った経験があります。設定は問題ないはずなのに何度やっても通話できず、何が原因なのか分からずに悩んでしまいました。調べてみると、意外な設定や仕様の変更が関係していることがわかり、その経験が今回の記事を書くきっかけになりました。
本ガイドでは ①通話機能の有効化手順 → ②相手との条件チェック → ③通信/アプリ不具合の切り分け という 3 ステップで原因を特定し、“5分で直る設定ミス” から “X側の障害” まで 対処法を網羅。
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初めて通話を試す人 … DM履歴ゼロでアイコンが出ない原因をすぐ把握
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急に発信できなくなった人 … プレミアム限定仕様&技術的エラーの確認手順
読み終える頃には、「自分と相手、どこにボトルネックがあるか」 をピンポイントで判断でき、スムーズに通話を再開できるはずです。
X通話できない5大原因をまず確認
通話機能をオンにする設定手順【最新版UI】
まずは設定画面を確認する
通話機能が使えないと感じたとき、最初に確認すべきなのが、Xアプリの「設定とプライバシー」画面です。音声通話・ビデオ通話機能はデフォルトでオフになっていることもあり、知らないうちに無効のまま使っているケースが少なくありません。
以下の手順で、通話機能がオンになっているかを確認しましょう。
ちなみに私の場合、初めは通話の設定項目そのものが表示されておらず、「どうしてこんなに分かりにくいの?」と困惑しました。結果的にはアプリのバージョンが古かったのが原因で、アップデートしたところでようやく「音声通話とビデオ通話を有効にする」が表示されるようになりました。
通話機能の有効化手順(2025年版)
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Xアプリを開く
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ホーム画面右上のプロフィールアイコンをタップ
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「設定とサポート」>「設定とプライバシー」を選択
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「プライバシーと安全」をタップ
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「ダイレクトメッセージ」項目へ移動
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「音声通話とビデオ通話を有効にする」のスイッチがオンか確認
ここでオフになっていた場合は、スイッチをオンに切り替えましょう。
この設定を変更することで、ダイレクトメッセージ上に通話アイコンが表示されるようになります。
相手との通話が可能か確認する
通話機能をオンにしても、誰とでもすぐに通話できるわけではありません。通話が可能となる相手の条件は以下の通りです。
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相手も通話機能をオンにしている
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相手があなたとDMでやり取りしたことがある
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あなたが相手の許可するユーザーの条件を満たしている
この「許可するユーザーの条件」については、次の章で詳しく見ていきますが、「フォローしている人」や「認証済みアカウント」など、相手が通話を受け付ける範囲を限定している可能性があります。
通話のアイコンが表示されないときの補足
設定が有効になっているのに通話アイコンが表示されない場合、以下の原因が考えられます。
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相手とのDMのやり取りが未経験
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相手が通話を制限している
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アプリのバージョンが古く、機能が反映されていない
上記のうち一つでも該当すれば、通話機能のアイコンは表示されません。特にDM履歴の有無は見落としがちなので、「まず一言メッセージを送ってみる」ことが通話への第一歩になります。
通話開始前チェック:相手条件と発信方法
通話できるユーザーの条件を広げるには
X(旧Twitter)では、通話機能を有効にしても、相手によっては通話アイコンが表示されないことがあります。これは、相手側の「通話を許可する相手の範囲」設定によるものです。
通話を許可できる対象は、以下の3種類から選べるようになっています。
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アドレス帳に登録されている人
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フォローしている人
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認証済みアカウント
この設定は相手が個別に管理しているため、自分がその条件に該当していなければ、通話アイコンは非表示のままです。逆に言えば、相手にフォローされている、あるいは認証済みアカウントであるといった条件を満たせば、通話が可能になります。
そのため、最低でも「フォローしている人」には自分を含めてもらえるよう、DMなどで関係性を築くことが重要です。
実際の通話開始手順(DM経由)
実際に通話を始めるとき、私は最初「どこに通話のボタンがあるの?」とかなり探し回りました。普段DM機能をあまり使っていなかったため、相手とのやり取りもしておらず、そもそもアイコン自体が表示されていなかったんです。軽いメッセージを1通送っただけで通話アイコンが出てきたときは、ちょっと驚きました。
通話機能が使えるようになったら、次は実際の使い方を見ていきましょう。
通話は、ダイレクトメッセージ(DM)画面から発信するのが基本です。以下の流れで操作を行ってください。
手順
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Xアプリを起動
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下部メニューから「DM(手紙マーク)」を選択
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通話したい相手のチャットを開く
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画面右上に表示される**通話アイコン(受話器マーク)**をタップ
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「音声通話」または「ビデオ通話」を選ぶ
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相手が応答すれば通話が開始される
この画面構成は2025年時点の仕様に基づいていますが、UI変更が発生することもあるため、アイコンの位置が分からない場合は、まず相手とのDM履歴があるかを再確認しましょう。
通話アイコンが出ないときの再確認ポイント
通話を始めようとしても、受話器マークが表示されないことがあります。その場合、以下を再チェックしてみましょう。
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通話相手と一度でもメッセージを送受信したか
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自分も相手も設定で通話機能をオンにしているか
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お互いが相手の通話条件(フォロー済み・認証済みなど)を満たしているか
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アプリを最新バージョンに更新しているか
これらを確認しても通話できない場合は、次の章で紹介するように、アプリの不具合や通信環境の問題が疑われます。
原因別トラブル対処:通信/アプリ/障害
突然通話ができなくなった場合の原因とは?
以前は問題なく通話ができていたのに、ある日突然つながらなくなった――そんなトラブルも珍しくありません。原因として考えられるのは、主に以下の3つです。
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アプリの一時的な不具合
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Xのシステム側の障害
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通信環境の不安定さ
まずは「自分だけの問題か」「他の相手との通話もできないか」を確認することで、原因を特定しやすくなります。別のユーザーとも通話できない場合は、X全体のトラブルやアップデートの影響を疑うべきです。
私もある日、いつも通話していた相手に突然つながらなくなり、「設定を変えた覚えもないのに、なぜ?」と焦ったことがあります。いろいろ試した結果、実はX側で一時的な障害が起きていたことが後からわかりました。こういったケースもあるので、慌てずに数時間おいて試してみるのも大切です。
一時的な不具合への対応策
一時的な不具合は、時間を置くことで解消されることも多いため、焦らず以下の対応を試してみましょう。
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数分〜数時間後に再試行する
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別のユーザーとの通話を試してみる
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Xの公式アカウント(@Supportなど)で障害情報を確認する
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端末を再起動する
問題が自分のアカウントや端末に限定されているのか、それとも全体の不具合なのかを切り分けることが、スムーズな対処につながります。
アプリが古いと設定項目すら表示されないことも
通話機能を利用するためには、アプリを最新版に保っておく必要があります。バージョンが古いままだと、「音声通話とビデオ通話を有効にする」の設定自体が表示されなかったり、DM画面に通話アイコンが出なかったりすることがあります。
アプリ更新の手順
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Androidユーザー:Google Playストアで同様に確認
アプリを最新版にしてから、再度設定画面やDMを確認してみてください。
通信環境が原因の場合の対処法
通話中に音が途切れたり、接続できなかったりする場合は、通信回線の状態が関係していることがあります。
以下のような方法で、ネットワーク環境をリセット・改善してみましょう。
通信環境を整える手順
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Wi-Fi利用時:
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モバイルデータ通信時:
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機内モードをオンにして数秒後にオフへ戻す
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通信量の上限を超えていないか確認
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モバイル回線の混雑時間帯を避ける
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端末再起動:
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一時的な通信のバグを解消するため、再起動は有効な手段です
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プレミアム制限と利用条件まとめ
通話機能の発信には「Xプレミアム」加入が必要
2023年10月26日以降、X(旧Twitter)では音声通話・ビデオ通話の発信機能が「Xプレミアム加入者限定」に変更されました。
そのため、通話機能をオンにしていても、以下のような制限があります。
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Xプレミアム未加入者:通話の受信は可能だが、発信は不可
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Xプレミアム加入者:通話の発信・受信の両方が可能
発信しようとすると、「Xプレミアムに登録して通話を利用しましょう」といった案内が表示される場合、この制限に該当していると考えられます。
通話機能をフルに活用したい方は、Xプレミアムの契約が必要です。
私自身もこの仕様変更を知らず、ある日突然「通話が発信できない」という状態になり、何が起きたのか分からず困惑しました。調べてみると「プレミアムに加入してください」という表示が出ていて、「これは有料機能だったのか…」と初めて知りました。もし同じ状況になったら、迷わず確認してみてください。
ダイレクトメッセージでの通話ができないときの最終チェックポイント
ここまで確認してきた設定や条件をすべて満たしているにもかかわらず通話ができない場合、以下を改めて確認してみてください。
最終チェックリスト
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通話相手とDMで1往復以上のやり取りをしているか
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通話機能が双方ともにオンになっているか
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通話を許可される条件(フォロー、アドレス帳登録、認証アカウント)を満たしているか
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Xプレミアムに加入しているか(発信する場合)
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アプリが最新版かどうか
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通信環境に問題がないか
このようなチェックを行うことで、多くのケースでは原因を突き止めることができます。
まとめ:Xで通話を使うために知っておくべきこと
Xの通話機能は非常に便利な一方で、使える条件や設定が複雑なため、事前に理解しておくことが重要です。
記事全体の要点まとめ
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通話機能は「設定とプライバシー」→「ダイレクトメッセージ」でオンにできる
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通話できる相手の条件は、相手側の設定によって制限されている
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通話には事前のDMのやり取りが必要
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アプリを最新版にすることが重要
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通信環境が安定していないと通話に支障が出る
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通話の発信にはXプレミアムの契約が必要
これらのポイントを押さえたうえで設定を確認し、相手との関係性を整えていけば、Xの通話機能をストレスなく活用できるようになるでしょう。